一般に「夕焼けは晴れの兆し」に対して「朝焼けは雨の兆し」と言われること が多いようです。ですから、「朝焼けは晴れ」にはちょっと意外な気がします。 天気が西から東へと移ることの多い日本では、朝焼けは、すでに通り過ぎた空に 雲がない(好天であった)ことを示します。つまり、そろそろ次の天気(=悪天 )がやってきますよという意味です。しかし、夕焼けと同様、時と場合によって 好天を告げる朝焼けも有れば悪天を告げる朝焼けもあります。むしろ「朝焼けは 雨」はあまり当てにならないと言った方が良いくらいです。敦賀の高校生に朝焼 けを好天を告げるものと認知している人が多いことは、この地域の特色なのでし ょうか。これに対し若狭高校の生徒達は朝焼けは悪天を告げるとしています。何か地域の特色なのかもしれません。

悪天を告げる朝焼け

 低気圧の前面に伸びる温暖前線にまつわる巻層雲(うす雲)などがあると、 太陽がうすぼんやり輝いて見えます。雨を告げる雲に焼ける朝日は、ことのほか 美しいこともあれば、さほどでない場合もあります。太陽光線の関係で、いろい ろに色彩を変えていきますが、雲塊の陰に当たる部分が青みを帯びてどことなく くらい感じがします。ことわざに「朝日の出づる時、雲青く見ゆるは雨の兆し」 とあります。

好天を告げる朝焼け

 太陽が水平線から顔を出さないうちから、東の空が濃いピンクからオレンジ 色に焼け始め、太陽が顔を見せる頃には、次第に黄色を増してくる、さらには白 っぽい空に変わって行くようで有れば、その日は好天と言えるでしょう。ただ単 に朝焼けだから・・ではなく、雲や光の変化の様子で判断した方が良さそうです 。